トラベル集会Vol.8 in沖縄 OFFICIAL REPORT

5月25日
美ら海水族館 ~ スペシャルパーティー~ お部屋訪問

2024年5月25日(土) 曇りのち快晴

スペシャルパーティー ~ お部屋訪問

 さて、16時にホテルのバンケットルームの控え室に到着した椎名。休憩とは名ばかりで、スタッフとともにすぐにパーティの準備に取り掛かります。16時半にはバンケットルームの端に置かれた机に、整然とビンゴゲームの景品が並べられていきました。美ら海水族館でゲットしたガチャガチャのカプセルも。「産卵している海亀とマナティですね」と、椎名が説明してくれました。そして、景品の一つひとつにサインをしていきます。お部屋訪問の「時間2倍」とか「時間マシマシ」のカードも、本人直筆で作られていきました。

 その頃にはホテル側のスタッフの出入りも慌ただしくなり、テーブルセッティングの確認やドリンク&ご飯の最終準備が進められていました。よく見ると、各席に置かれたナプキンの上の席番号カードにも、RABBIT-MAN'sのあのロゴマークが。こういうきめ細かい気配りを見ると、ファンクラブに入ってよかったなという実感が湧くんだろうなと思いました。

 16時50分からは、ムラさんも混じってビンゴ大会の流れの確認が始まりました。念のため解説しておくと、参加者は97曲ある椎名のソロ楽曲の番号で、自分オリジナルのビンゴカードを作り、ビンゴ大会では、その97曲のなかからiPadのシャッフル機能を使って「当たり番号」を選ぶというシステム。司会のムラさんは、そのシャッフルも受け持つので、段取りのリハをしていました。ちなみに、ムラさんが可愛いTシャツを着ていたので聞いてみると、「衣装どうしようかなと思って買いましたよ。オキニャワTシャツ」と見せてくれました。さすがニャンコ好きのムラさんです。

 一方椎名は、乾杯の際の段取り確認に余念がありません。椎名がこだわっているのはテーブルを回るときに撮る写真の角度。「1箇所からじゃなく、2箇所から撮るようにしないと、目をつぶっちゃったりして可哀想な写真になっちゃう場合もあるので」と、しっかりとカメラマンさんにリクエストしていました。さらに、リーチやビンゴが出たときの段取りも椎名は確認していきます。「お客さんはまずビンゴでドキドキして、ビンゴを出した後さらに抽選ボックスを引くという二度のドキドキを味わうんですね。最終的に全員に何かしらが当たるというのがいいですよね」と、椎名は主催者としてスタッフとも和やかに仕事を進めていました。

 17時20分に開場すると、パーティ用に思いおもいのオシャレをしたみなさんが、晴れやかな表情で会場入りし、指定の席につきました。今回新たに参加した方も10名ほどいたそうですが、もうすっかりどなたも馴染んでいて、1stドリンクが運ばれてくる頃にはあちこちで笑い声が上がったり、記念撮影が行われたりしていました。

 17時30分、「はーい、みなさん!」と、芸人風の金色のデッカい蝶ネクタイをつけたムラさんが、壇上に登場しました。「ヒューッ!!」と声援が上がります。「ピアノより司会に定評がある村原です」とのっけから会場を沸かせると、「では、本日のメイン、椎名慶治さんどうぞ!」の声で椎名も登場しました。会場からは、まぁ言っとくか的なやっつけの「フーッ!」の声。

 昨日のライブで友森さんがやけに饒舌だった話とか、今日の午前中、友森さんとムラさんがデートをしてケーキを食べた話とか、ちょこっとフリートークが展開された後、椎名のグダグダな号令で「乾杯」となりました。各テーブルがすでに盛り上がっているのを見て、「俺を抜きにして乾杯するな」とキレ気味のフリをするも、椎名はすぐに席を回って「遠慮したらダメだよ」なんて、みなさんをケアしながらオフィシャルの記念撮影に応じます。ムラさんもムラさんでテーブルを回っています。オキニャワTシャツを「可愛い!」と褒められてすごく嬉しそうでした。

 17時半には一旦ふたりはハケて、RABBIT-MAN'sのみなさんはしっかりとお食事&飲みタイム。「この後ビンゴ大会で会いましょう」と言っても暖簾に腕押しなのを感じた椎名は、「もう俺たちのトークなんてどうでもいいんだよな。寿司に夢中」とハケていきまし。一方ムラさんは、「男性のみなさんにはビールをねだりに行くので、現金用意しといてくださいね」という一言を残していきました。

 RABBIT-MAN'sのみなさんだけになると、それはそれでお話が弾むようで、会場のざわめきはどんどん大きくなっていきます。ほんのり赤く顔を染めて、ホテルの配膳スタッフに写真をお願いする風景もあちこちで見られました。友だちとは違うのかもしれないし、それぞれいろんな事情を抱えているかもしれないけれど、同じアーティストが好きで、たくさんの同じ曲を知っていて、これまでも何度も何度も同じライブ空間を共有してきた者同士、しかも、一緒に美味しいご飯を食べて、お酒も入ったら、RABBIT-MAN'sならではの連帯感みたいなものがどんどんと広がっていくんだろうなと、そんなメモを書いていたら、なんだか感動してきてしまいました。

 そろそろコーヒータイムになった18時半には、「お酒、進んでますでしょうか?」と再びムラさんが登壇。「今のうちトイレ行ってきちゃってください。目指せ3分」という間には、ムラさんの元にプレゼントやビールの差し入れなどが続々届けられました。「この後、楽屋挨拶、じゃなくて、なんだっけ? ああ、お部屋訪問があるんですよね」とムラさんが会場に話しかけたところで、椎名もヌルッと登場。「なにしろムラがね、ケツの時間があるんで」というと、「はい。それではビンゴ大会を始めます」とムラさんの号令で楽しい楽しい時間が始まりました。椎名の景品解説によると、「なぜかTERUくんと俺が一緒に書いたサイン色紙もあります」とのこと。「エーッ!!」と会場が一気に熱くなりました。みなさん取りにいく気満々です。

 「年齢不showtime w/ZERO」、「天国で会いましょう」、「ウェザーリポート」と、楽曲がかかる度に、1フレーズアカペラで椎名が口ずさみます。最初のリーチが出るまでに、6、7曲。最初のビンゴが出たのは10曲ほどいったところでした。「こんなに出ないものなの?」と言ってたら、それから何曲かいった「RABBIT-MAN」で、なんと7人のビンゴが出て、そこからはわんさかビンゴが出て、ビンゴカードをチェックするスタッフ、抽選ボックスのカードを確認してプレゼントを渡すスタッフが大忙しに。

 その後もムラさんはずっとiPadのシャッフル担当を淡々と続けます。曲被りしてしまうシーンが何度もありましたが、「あ、これもう出た」と判断が早い。さすが長年椎名のサポートを務めるムラさんです。というか、ムラさんじゃなきゃ、あんなわずかなイントロだけで曲被りしてるかどうかはわからないでしょう。椎名は当たった景品がどんなものか、一つひとつ面白おかしく解説。でももう、半分以上の人がビンゴになると、みなさん椎名はほったらかして、プレゼントの見せ合いに夢中。そりゃそうですよね。

 RABBIT-MAN'sの現地スタッフの無駄のない機敏な動きのおかげもあって、ビンゴ大会はとてもスムーズに楽しくお開きに。ムラさんの帰りの飛行機に間に合って何よりでした。椎名は「酔っ払って、プレゼントその辺に置いていかないでよ」と言いつつ、美ら海水族館から始まった今日1日をたどり、まずはムラさんに感謝。そして、「またお部屋訪問でお互いリラックスして喋りましょう」とその場を締めました。「いただいたビール2本、飲み切りました!」と、爽やかな笑顔で去っていったムラさん、お疲れさまでした。

 お部屋訪問については、よりプライベートな時間となるようレポートはナシです。「今宵あなたのハートを奪いに行きます怪盗Y」とのスウィートな思い出は、みなさん自身が心のなかでどうぞ心ゆくまで反芻してください。

text by miho fujii

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