トラベル集会Vol.8 in沖縄 OFFICIAL REPORT

5月25日
美ら海水族館 ~ スペシャルパーティー~ お部屋訪問

2024年5月25日(土) 曇りのち快晴

美ら海水族館

 この日、どうやらお天気は持ちそうな気配。椎名とスタッフが乗った椎名号は、RABBIT-MAN'sのみなさんと美ら海水族館で落ち合うべく、朝9時にホテルを出発しました。那覇から本当北西部にある海洋博公園までは車で2時間ほどの距離。1時間ほど走った伊芸のサービスエリアに休憩で立ち寄ったときには、ちょうどRABBIT-MAN'sのみなさんを乗せた2台のバスも偶然そこにいて、椎名はあちこちで「おはよう」の挨拶を交わします。

 ちなみに椎名のこの日の「朝ごはん」は、パーキングエリアで買ったフライドチキンと石垣牛コロッケでした。そして、今日もアロハ風のシャツと短パンと黒いナイキのスリッポンというスタイル。普段の椎名は着ていなさそうな柄なので、「そのシャツ、今回のために買ったんですか?」と念のため聞くと、「そう。ナニ、あの人浮かれちゃってるの? と思われるバカっぽいシャツを3枚買いました(笑)」とのことでした。

 ふとマネージャー氏の今日のTシャツを見ると、昨日とは別バージョンではあるものの同じ「REMOTE」のロゴが書かれています。聞けば笑顔で「血と汗と涙のつまったシリーズのTシャツで、今回統一しようと決めたんです」とのこと。ああ、やっぱりあのコロナ禍は大変だったんだ、あれを乗り越えて今があるんだと、マネージャー氏の秘めたるご苦労にこちらも密かに感じ入りました。

 伊芸からさらに小一時間走って、美ら海水族館にはちょうど11時頃到着。まずは、ゲートの前で椎名とみなさんが記念撮影をしました。外国からも大勢の旅行者が集まってきているので、陣取り合戦が大変そう。でも、椎名の現地スタッフは腕利き揃い。テキパキとした動きで、無事思い出となる素敵な集合写真が撮れたようでした。

 そこからはもう自由に、椎名はRABBIT-MAN'sのみなさんと一緒に水族館を回り始めました。ホントに広々としていてきれいな水族館です。泳ぎ回る魚に向かって「おーい、楽しいかい?」と質問する椎名。「少なくとも食べられないから、海にいるよりここの方が幸せかもね」などと、深淵なことをサラリと言ったりしています。そんな椎名の周りを、さりげなく交代ごうたいに、つかず離れずの距離を保って歩いていくRABBIT-MAN'sのみなさん。気持ちよく楽しむために、自然と協力し合う姿が素晴らしいなと思いました。だから椎名も、安心して、心を開いて一緒に楽しめるんですね。

 美ら海水族館のクライマックスは、ジンベイザメのいる大水槽です。悠々と泳ぐその巨大な姿を見るや、ちょっと急足になって一番よく見える場所に行き、水の中の世界をじっと見入る椎名。このときばかりは珍しくジンベイザメとの自撮りまで。「感動しますよ。入り込みますね。本当に神秘の世界」と言って、しばし立ち尽くしています。「なんか優しい気持ちになれるよね。俺、ずっとここで暮らすわ」と言いながら、みなさんと感動を分かち合ってもいました。自然を前にした椎名の姿は、なかなかお目にかかることができない。人として意外な一面を垣間見た気がしました。

 水族館の出口には、作り物のジンベイザメと一緒に写真を撮ってもらえる有料の記念撮影スポットがありました。そこに椎名はちびっ子たちと一緒にひとり並びます。カメラマンのお兄さんは、ちびっ子にはいろんなこと言ってポーズを取らせていましたが、椎名には「はい、シーサー!」と言って、一発であっけなく終了。これも、後に何かファンへのプレゼントとして使おうと考えてのことだったのかもしれません。それが済むと、今度椎名は美ら海水族館オリジナルのガチャガチャを見つけました。そこでピンときた表情を見せた椎名は、昨夜約束した「自腹プレゼント」のために、自分のコインで2つほど丸いカプセルをゲットしていました。

 さて、お昼をサクッと食べた後は、浜辺の方に降りてイルカショーの観覧です。もうこの頃には、空は信じられないほどのドピーカンに。観覧席まで歩くのに灼けちゃうからと、椎名はグッズの晴雨兼用の傘を出してさしていました。まさか「雨男」が日傘をさす姿が見られるとは思いませんでした。

 案の定観覧席は座るのが熱いくらいです。そして、お待ちかねの、イルカたちによる「紅白対抗春の大運動会」が始まりました。「可愛いなぁ」なんて言いながら、おそらく数分後にはもう飽きてる様子の椎名。席を立つときには、「なんかね、頑張ってジャンプする姿見てるとせつなくて、しんみりしてきちゃいますね」と、独特のコメントを残したのでした。

 さて、一行は13時には美ら海水族館を後にして、この日の夜のパーティ会場であるノボテルホテル(RABBIT-MAN'sのみなさんの宿泊先)へ向かいました。ハッキリと予定にはなかったのですが、その道中、椎名は自らの意向で、みなさんの乗るバスに同乗することを決めました。行きに寄った伊芸パーキングエリアまでは1号車、そして、そこからノボテルホテルまでは2号車です。

 1号車に乗り込んだ椎名は、みなさんの方を向いて空いている席に座ります。予想外の展開にみなさんはちょっと緊張気味。椎名は喋る気満々ですが、車内は意外にも静かでした。みんなの遠慮を感じとった椎名もちょっと戸惑い気味で、しばらくは昨日のリクエスト・ライブの話をしていましたが、ひとしきりそれが終わると、椎名は「なんか質問していいよ」と提案しました。

 まず出てきたのが、「今日GLAYの30周年記念日ですが、TERUさんに連絡しましたか?」というものでした。「えっ、今日なの?」と驚いた椎名は、すぐに自分のLINEでTERUさんにメッセージを送りました。「大好きなTERUさんへ、GLAY30周年おめでとうございます。今年のGLAY祭りを体調崩さずに乗り越えられることを願います」と、メッセを打ちながら文面を読み上げる椎名。「真面目か!」と自分にツッコんでいます。

 「自分の曲で何が一番好きですか?」という質問には、「<それじゃあバイバイ>かな」と、デビュー当時の状況を説明しながら回答。ついでに「二番目に好きな曲は?」という質問には、「<愛のファイア!>」を挙げた椎名。「ソロになってすぐ、冗談っぽく、バカっぽく作ったけど、大事にしている」というようなことを話していました。赤ちゃんのときから親子できている質問者に、「いい質問だったね。ありがとう」という椎名は先生のようでした。その他にもあちこちで挙がるワードを拾っては話を広げていく椎名。RABBIT-MAN'sの宿泊先の一部の部屋のシャワールームが、ガラス張りという話に、やけに食いつくのがちょっと面白かったです。

 ピーカンの陽を浴びてちょっと眠けも催してたはずのみなさんをよそに、思いっきり喋り倒した椎名は、最後に今夜のパーティへの段取りまで説明して、「パーティでまた会いましょう」と1号車を降りました。伊芸パーキングエリアでしばし休憩しているときには、ヒゲそりまでして身だしなみのチェック。そして、15時過ぎに、再度エネルギー満タンで2号車へ。

 すると、さっきまで遠くの方にあった真っ黒な雲の中に入ったのか、突然ウソのような激しい雨が降り出しました。「いやー、天気が意外と持って、イルカショーのときは、暑いよ、勘弁してくれよと思ってたし、“しょうがないな。椎名さん、雨男なんだから”ってもう言われなくなっちゃうのかな、なんて思ってたら・・・ヤバいよこれ」と、椎名は窓の外を見ながら、「これこれ、これが椎名!」と自慢げに言いました。冷やかし気味に「ヒューッ!!」と車内からは大きな声が上がります。いや、ホント、持ってますね。

 で、2号車では、急遽男性陣の恋愛相談に乗る展開になりました。椎名は、そこここでその恋愛の進捗状況を聞いていたようで、かなり細かいシチュエーションまで突っ込んだ話になっていました。椎名の茶々の入れ方がまた絶妙で、また相談者さんたちのキャラもみなさんご存知だから、なんともほっこりするギャグ混じりの恋愛相談で、まるでラジオを聞いているかのような気になりました。

 そんな感じを椎名も持ったのか、ここでいきなりジングル入りで「オールナイトニッポン」風の喋り方になっていきます。これには客さんも大喜び。「こんなお便りが届いております」と椎名は続けます。「椎名くん、ありがとう。バタバタと30周年を楽しんでいきたいと思います。体に気をつけて、この夏を乗り切りましょう」。そう、これは1号車でTERUさんに送ったLINEへ、ご本人から送られてきたリアルタイムのお返事でした。

 さらに、「こんなお便りをいただいております。永谷喬夫さんから。“今度の水曜日、会ってもらえませんか?”。怖いですね〜」と、SURFACEの機密情報まで教えてれるサービスぶり。などなど、これまた少し眠気を催していたであろうみなさんをよそに、16時にノボテルホテルに到着するまで、椎名は元気に喋り倒していたのでした。

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